平成21例祭:天満神社のやっこ振りは、奴を遠くまで投げ飛ばしながら、進む行列である。大しけを避けるために上陸した菅原道真を慰めるために、村人達が集まって踊ったのが始まりという。
諸行事:吉木・元怒和とともにヤッコ(奴)が出た。以前は長男の特権であった。赤襦袢にシキセン(法被)をきた奴が、音頭に会わせて踊ったり槍を投げたりしながら神輿を先導しつつ悠揚として進む様は、周囲の景観とマッチしていた。「わたし奴」と「投げ奴」の2種があった。
神社名 |
天満神社 |
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ふりがな |
てんまんじんじゃ |
宮司名 |
二神 重分 |
電話番号 |
089-997-0792 |
神社主な祭礼 |
10月第2日曜日 例祭 |
神社主祭神 |
菅原道真公(すがはらのみちざねこう) |
神社特殊神事 |
おみどり行事 |
神社由緒 |
旧村社、宇和間字堂ノ本鎮座、菅原道真を祭り、大祭は10月第2日曜日である。 創建は不詳であるが鎌倉時代に祭られたと伝えられている。戦国争乱の世になって荒廃していたが、宇和間村が熊田村から分離独立後社殿を復興し、その後大内・ 石丸外有志によって改築をした。 伊能忠敬の地図には外浜にあったと記されている。現在地に移されたのは、幕末頃と思われる。 当社秋の例祭には豪華な奴振りの行事があり、旧大洲領においてすたれた芸能の中では今に残る珍しい行事である。 |
神社鎮座地 |
松山市宇和間892 |