神社名 |
岩神社 |
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ふりがな |
いわじんじゃ |
宮司名 |
石村 聖 |
電話番号 |
0895-72-2308 |
神社主な祭礼 |
旧暦8月12日 漁止祭(例祭) |
神社主祭神 |
大己貴神(おほなむちのかみ) 山家公頼公(やんべきんよりこう) 和田積命(わたつみのみこと) 須勢理姫命(すせりひめのみこと) |
神社境内社 |
由良神社(事代主命) 龍王神社(境外末社) |
神社御神徳 |
家内安全 海上安全 豊漁祈願 |
神社特殊神事 |
「海上パレード」漁止祭当日、地区の漁船が三つの神社の名を記した旗を掲げ、湾内を周回する。 |
神社由緒 |
宝永3年11月の創建で、享保3年11月と安政5年4月に改築している。 「漁止祭」の謂れは、享和3年8月12日柏崎の鰹釣り船がシビコ瀬付近で操業中に鰯の群れを追った鯨の大群に遭遇した。鯨が交互に出没して大波になり、また潮を吹くたびに船が持ち上げられ転覆しそうになり、生きた心地はしなかったという。当時の人たちは鯨の背くらべにあったという。身の危険を感じた釣子連中はみんなで相談し「今後8月12日には絶対に漁には出ません。どうか命を助けてください。叶えてもらったら御旗を献上します。」と氏神様に一心こめて祈願したところ鯨は去り、波は静かになり全員無事に漁場から柏崎の港へ帰ることができた。この話を部落民に話したところ、一同賛同してくれて当日は部落全員が漁を休みお祭りをするようになった。そして夫を無事に帰してもらったお礼とお願解きの為、旗を作って献上することが決まった。 そのころ娘さんが1年間奉公して着物1反しかもらえない時代である。お嫁さん達は毎晩夕食が終わると集まり、共同でしのまきを引いて糸にして藍染にして織り、3ヶ月かかってやっと作り上げた。幅75センチ、長さ8.36メートルの大きさで「岩大明神宮施主柏崎久之蒸船釣子人中享和三歳亥十一月吉日」と書かれており。現在も増元久男さん宅に保存されている。 以後旧暦8月12日には出漁せず、漁船を持っている人は船名を書いた旗を持って神社に行き、氏神様に感謝の気持ちを表すと共に同時に公開の安全を祈願して[漁止祭」を続けている。 途中色々な事情で旧暦8月12日に出漁した者がいた。その中に思わぬ災難に遭った人が続き、部落の人たちは”あれは約束を守らなかったためだろう”と判断し、今まで以上に出漁しなくなったとのことである。 |
神社鎮座地 |
南宇和郡愛南町柏崎540 |
神社駐車場 |
有 1台 |
氏神地域 |
〒798-3702 南宇和郡愛南町柏崎 |